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聖書の豆知識:中通りコミュニティ・チャーチ

最後のさばきと永遠の秩序

歴史の流れ 16

最後の戦い

サタンの解放

千年の終わりに、閉じ込められていたサタンが解放されます。そして、地の四方に住む諸国の民を惑わして、軍隊として集結します。

「しかし、千年が終わると、サタンはその牢から解き放たれ、地の四方にいる諸国の民を、すなわちゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する。彼らの数は海の砂のようである」(黙示録20:7-8)。
ゴグとマゴグ
先述の通り、千年王国が始まった段階では、住民は信者ばかりですが、千年の終わりの頃になると、かなりの数の不信者が存在するようになります。彼らはイエスさまを嫌ってエルサレムから遠く離れて住むようになります。

この地の四方にいる不信者たちは、大患難時代の前にイスラエルに攻めてくる連合軍になぞらえて、「ゴグとマゴグ」と呼ばれています。

戦いの結末

サタンに従う軍勢は、エルサレムを取り囲みます。しかし、天からの火によって、すべて焼き尽くされてしまいます。

「彼らは地の広いところに上って行き、聖徒たちの陣営と、愛された都を包囲した。すると天から火が下って来て、彼らを焼き尽くした」(黙示録20:9)。

サタンと悪霊へのさばき

サタンと悪霊たちは捕らえられ、ゲヘナ(こちらをご覧ください)に投げ込まれて、永遠の苦しみを味わいます(黙示録20:10、マタイ25:41)。

「彼らを惑わした悪魔は火と硫黄の池に投げ込まれた。そこには獣も偽預言者もいる。彼らは昼も夜も、世々限りなく苦しみを受ける」(黙示録20:10)。

白い御座のさばき

今の宇宙が消え去る

今の宇宙がすべて消え去ります。そして、キリストがさばき主として白い御座に着座なさいます。

「また私は、大きな白い御座と、そこに着いておられる方を見た。地と天はその御前から逃げ去り、跡形もなくなった」(黙示録20:11)。

不信者の復活とさばき

この時点で、不信者は全員死んでいますが、あらゆる時代の不信者がすべて復活して、永遠に続く体を与えられます(信者の「第一の復活」に対して、この不信者の復活を「第二の復活」と呼ぶことがあります)。そして、白い御座の前に引き出された不信者たちは、キリストから判決を言い渡されます。

「また私は、死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。そして、数々の書物が開かれた。また、別の一つの書物も開かれたが、それは、いのちの書であった。死んだ人々は、これらの書物に書きしるされているところに従って、自分の行いに応じてさばかれた。海はその中にいる死者を出し、死もハデスも、その中にいる死者を出した。そして人々はおのおの自分の行いに応じてさばかれた」(黙示録20:11-13)

白い御座のさばきに引き出されるのは、イエス・キリストによる救いを受け取らなかった不信者だけです。信者は、イエス・キリストによってすでに罪を取り除かれていますから、白い御座のさばきを受ける必要がありません。
刑罰の軽重
すべての不信者はゲヘナの燃える火の池に投げ込まれて苦しむことになります。不信者が復活し、永遠に続く体が与えられるのは、ゲヘナにおいて肉体的にも永遠の苦しみを味わうためです。

「いのちの書に記されていない者はみな、火の池に投げ込まれた」(黙示録20:15)。

同じように火の池に投げ込まれるわけですが、個人によって味わう苦しみの厳しさが違います。白い御座のさばきによって罪の重さが判定され、それに応じて苦しみの厳しさが決められるのです(マタイ11:20-24、ルカ12:47-48、ヨハネ19:11)。

新しい秩序

新しい天と新しい地

白い御座のさばきの後、消え去った今の天地の代わりに、新しい天地が誕生します。そして、信者たちがそこに永遠に住みます(黙示録21章)。

新天新地には太陽や月はなく、代わりに神さまの栄光が全地を照らしています。

もはや罪も悪も存在しませんから、信者を苦しめるものは何もなく、悲しみも苦しみも病も、そして死もありません。

聖なる都、新しいエルサレム

新しいエルサレムの都が、第三の天(そこは別次元なので、消えていません)から新しい地の上に降ってきます。そこには神の幕屋があって、三位一体の神さまがいつも信者と共にいてくださいます(黙示録21:2-3、ガラテヤ4:26、ヘブル11:9-10、12:22-24)。

この都は宝石や貴金属でできています。そして、1辺が2200キロの正方形をしており、城壁の高さは75メートルあります。

「また私は、新しい天と新しい地とを見た。以前の天と、以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。私はまた、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために飾られた花嫁のように整えられて、神のみもとを出て、天から下って来るのを見た。そのとき私は、御座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。『見よ。神の幕屋が人とともにある。神は彼らとともに住み、彼らはその民となる。また、神ご自身が彼らとともにおられて、彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである』」(黙示録21:1-4)。

こうして、永遠の祝福が始まります。


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