終末の始まり

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歴史の流れ その11

ここからは、いわゆる終末時代に何が起こるかを簡単に解説します。ヨハネの黙示録の他、イザヤ書、ダニエル書、エゼキエル書、マタイの福音書、テサロニケ書など、あちこちに預言されています。

終末時代に起こることについては様々な解釈がありますが、聖書の預言を無理に比喩的に解釈せず、文脈を大事にしながら素直に読むと、以下のようになります。

携挙

ある日ある時、地上に生きているクリスチャンが、突然空中に引き上げられます。また、その時までに死んでいたクリスチャンは、復活して空中に引き上げられます。そして、それぞれ新しい栄光の体が与えられ、空中でイエス・キリストに会い、天に迎え入れられます。これを神学者たちは「携挙」と呼びます。

「眠った人々のことについては、兄弟たち、あなたがたに知らないでいてもらいたくありません。あなたがたが他の望みのない人々のように悲しみに沈むことのないためです。私たちはイエスが死んで復活されたことを信じています。それならば、神はまたそのように、イエスにあって眠った人々をイエスといっしょに連れて来られるはずです。私たちは主のみことばのとおりに言いますが、主が再び来られるときまで生き残っている私たちが、死んでいる人々に優先するようなことは決してありません。主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。 こういうわけですから、このことばをもって互いに慰め合いなさい」(第1テサロニケ4:13-18)

聖書が「天」というとき、次の3つのどれかを指しています。文脈によってどの意味で使われているか判断しなければなりません。

第1の天

地球上の、鳥や飛行機が飛ぶ場所です。すなわち空、大気圏のこと。

第2の天

第一の天の外側で、天体が運行している場所です。すなわち宇宙空間。

第3の天

私たちが住むこの宇宙とは別次元の、神さまや天使が住んでいる場所です。一般的な意味での天国のこと。携挙の後にクリスチャンが迎え入れられるのは、この第三の天です。

携挙の結果

瞬間的に全世界のクリスチャンが消えるわけですから、地上では大惨事、大混乱が起こるでしょう。たとえば、大型旅客機のパイロットが2人ともクリスチャンだったらどうなるでしょうか。道路を走っているあちこちの車のドライバーがいきなり消えたとしたら、どうなるでしょうか。政治的リーダーの中にも、クリスチャンがたくさんいますが、彼らが一度にいなくなったら、世界はどうなるでしょうか。

そして、イエス・キリストの名によって祈る人が、地上に誰もいなくなるわけですから、サタンや悪霊たちの活動が活発になります。

こうして、次の時代、すなわち大患難時代が訪れます。

携挙はいつ起こるか

携挙はいつ起こってもおかしくありません。しかし、それがいつなのかは天の父なる神さましか知らず、天使はもちろん、イエスさまでさえも知りません(マタイ24:36)。

ですから、「○○年○○月に世の終わりが来る」などと、具体的な日にちを示すような予言は偽物なので、決して惑わされないようにしましょう。

キリストのさばきの座

携挙されたクリスチャンは、キリストのさばきの座に立たされ、それぞれ地上での行ないに応じてさばかれます。

ただし、このさばきは有罪か無罪かを決定するためのものではありません。イエス・キリストを信じた人は、その血によって罪を完全に赦されているからです。このさばきは、やがて地上に実現する神の国(千年王国)で味わう祝福の質や量を決めるための査定のようなものです(第2コリント5:10、第1コリント3:11-15)。

「なぜなら、私たちはみな、キリストのさばきの座に現れて、善であれ悪であれ、各自その肉体にあってした行為に応じて報いを受けることになるからです」(第2コリント5:10)

エリヤの働き

大患難時代が始まる直前、旧約時代に活躍し、死なないで天に挙げられた預言者エリヤが現れて、イスラエルの人々を悔い改めに導く働きをします。

「見よ。わたしは、【主】の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ」(マラキ4:5-6)

ユダヤ人は家族の絆の固い民族として知られていますが、これまでキリスト教会がイエス・キリストの名によってユダヤ人を迫害してきた歴史があるため、家族の誰かがイエスさまを信じると、他の家族との関係が全く切れてしまいます。エリヤが「父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる」というのは、家族丸ごとイエスさまを信じるということです。

エリヤがその後どうなるのか(たとえば大患難時代を経験するのかどうか)については、聖書は何も語っていません。

反キリストとイスラエルの契約

携挙からどれくらいの期間がたってからのことかははっきり書かれていませんが、地上に反キリストが登場します。反キリストとは、世の終わりに現れる偽の救い主です。ダニエル書や黙示録では獣と呼ばれています。

反キリストは政治的・軍事的に力を持ち、イスラエルと軍事的安全を保証する7年間の契約を結びます。これが大患難時代の始まりのしるしです。

この契約は、後ほど見るように3年半で破棄されます。

「彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現れる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる」(ダニエル9:27)

10人の王

現在、世界には200近い数の国が存在しますが、大患難時代が始まるまでに、イスラエル以外の異邦人の世界は10の王国に分割統治されるようになります。

10人の王は、世界征服を目指す反キリストと争うようになります。

「それから私は、第四の獣について確かめたいと思った。それは、ほかのすべての獣と異なっていて、非常に恐ろしく、きばは鉄、爪は青銅であって、食らって、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。その頭には十本の角があり、もう一本の角が出て来て、そのために三本の角が倒れた。その角には目があり、大きなことを語る口があった。その角はほかの角よりも大きく見えた。私が見ていると、その角は、聖徒たちに戦いをいどんで、彼らに打ち勝った。しかし、それは年を経た方が来られるまでのことであって、いと高き方の聖徒たちのために、さばきが行われ、聖徒たちが国を受け継ぐ時が来た。 彼はこう言った。『第四の獣は地に起こる第四の国。これは、ほかのすべての国と異なり、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。十本の角は、この国から立つ十人の王。彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。彼は先の者たちと異なり、三人の王を打ち倒す」(ダニエル7:19-24)
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