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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

アーメン、ハレルヤ!

(2008年7月13日)

あるお嬢さんが、ご自分のおじさんに熱心に伝道しました。うんざりしたおじさんは、こんな狂歌を作りました。
  • 「酒飲むな、煙草吸うなのヤソ教は、ああ面倒な宗旨なりけり」
「ああ面倒」と「アーメン」がかけてあって、なかなかにうまいもんです。ちなみに、アーメンというのは、ヘブル語で「その通り」という意味で、祈りの最後などに「これは私の心からの祈りです」という思いを込めて唱えます。

このおじさんが、やがてクリスチャンとなり、こんな歌を詠みました。
  • 「酒飲むな、煙草吸うなのヤソ教は、胸晴れるやの宗旨なりけり」
これも「晴れるや」と「ハレルヤ!」(「神さまをほめたたえます」という意味)とがかけてあって、うまいうまい。

だからといって、誤解しないでくださいね。お酒を飲まないのがキリスト教なのではないし、タバコを吸わないのがキリスト教なのではありません。クリスチャンになるのに、お酒やタバコをやめなきゃならないということはありませんし、お酒やタバコをやったら救いが取り消しになるということもありません。聖書は、飲酒それ自体を禁じていませんし、タバコについては、当時はまだ存在していませんでしたから書かれていません。

クリスチャンとは、キリストの十字架に現された神さまの愛を受け止め、その愛の中に生きる者です。その神さまの愛に揺り動かされて、私たちもまた神さまを愛する者となります。そして「その結果として」、悪癖が克服されたり、積極的に善を行う力が与えられたりするのです。

このおじさんは、本当はお酒やタバコをやめたくてたまらなかったのに、今までそれができませんでした。ところが「そのままの(つまりタバコや酒をやめられない)お前を、愛しているよ。そのために死んだんだよ」というイエスさまの愛に触れ、内なる喜びに満たされ、酒やタバコに逃げなくても済むようになりました。だから「ハレルヤ!」なのですね。

以前、キャンプの講師としていらっしゃった横山幹雄先生に、家内が質問しました。「どうすれば、もっともっとイエスさまのことを愛せますか?」

すると、先生は言下にこうお答えになりました。「どれだけ自分がイエスさまのことを愛せるかと問うよりも、どれだけイエスさまが自分を愛されたかを考えなさい」って。

アーメン、ハレルヤ!

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