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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

静粛の時

(2009年3月1日)

離婚寸前の夫婦が、伝道者であるスタンレー・ジョーンズ博士のところにやってきました。「私たちはクリスチャンです」と言う二人に、ジョーンズ博士は尋ねました。「毎日、静粛の時(Quiet Time)を持っていましたか?」

すると、夫人の方がこう答えました。「ええ。朝食が済むと、いつも私と主人は、静かに30分ほど煙草を吸って過ごしていますの」。

静粛の時とは、この場合、家庭で聖書を読み、神さまに祈る時を指します。祈ってさえいれば、すべての問題が解決するなどと申し上げるつもりはありません。しかし、私たちが神さまとの関係のベルトをしっかりとかけていくとき、自分一人で頑張るのでは得られない力が注ぎ込まれてきます。

ドイツの説教者、クラウス・ヘームスは、その雄弁と博識によって全国に名が知れ渡り、各地から説教の依頼が殺到していました。「休む暇もないよ」と自慢げに語るヘームスに、友人の一人は初めびっくりした顔をしましたが、急に真顔になって言いました。「クラウス。君はそんなに人にばかり語っていて、いつ神さまから語ってもらうのだい?」

ヘームスは、それから説教の数を減らし、祈りの時間を確保することに努めました。すると、数が少なくなった彼のメッセージによって、かえって前よりもたくさんの人が救われるようになったということです。

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