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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

鳴かぬなら

(2009年5月31日)

戦国三英傑が読んだと言われる川柳があります。実際は江戸時代後期に、平戸藩主の松浦静山が書いたものですが、三英傑の性格をよく表すものとして有名になりました。まずは織田信長の句。
鳴かぬなら 殺してしまえ ほととぎす
彼の激しい気性がよく表れていますね。次は豊臣秀吉の句。
鳴かぬなら 鳴かしてみしょう ほととぎす
天下統一を果たした、自信家の彼らしい句です。そして、徳川家康。
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ほととぎす
時が来るのをじっと耐えて待ち続け、ついに幕府を開いた彼の忍耐部会性質をよく表していますね。
鳴かぬなら 私が鳴きましょ ほーほけきょ
これは欽ちゃんこと萩本欽一さんの句だそうです。

では、私たちクリスチャンはどんな句を詠むでしょうか。こんな句はどうですか?
鳴かぬなら 鳴かぬもまたよし ほととぎす
皆さん。自由でありたいですね。神さま以外の何ものにもとらわれず、代わりに本当にこだわらなければならないこと、苦しまなければならないこと、悩まなければならないことに意識と力を向けることができたら、どんなに楽で、そして豊かな生き方ができるでしょうか。

私たちにはそれができるはずです。神さまが私たちの人生に起こるすべてのこと(私たちの側の好みはどうであっても)を益としてくださると知っているからです(ローマ8:28)。安心安心。

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