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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

天文学者になればよかった

(2009年8月2日)

16世紀末から17世紀初頭にかけて活躍した天文学者のヨハネス・ケプラーは、チュービンゲン大学に入学した時には牧師になることを目指していました。ところが、そこでメストリン教授から天文学を学んで興味を覚え、以来この研究に一生をささげることになります。

しかし、彼は「神に仕えることをやめて天文学者になった」のではありませんでした。あるとき、「惑星間の距離が、数学的な単純で美しい規則にのっとっている」ということを発見したケプラーは、興奮してメストリンに手紙を書いています。
「私はこれを発表しようと思います。自然という書物の中において認められることを望みたまう神の栄光のために。私は神学者になるつもりでした。私の心は長い間落ち着きませんでした。しかし、今こそ天文学においても、神に栄光を帰することができたのです!」
(渡辺正雄著「科学者とキリスト教」BULUE BACKSより)
詩篇19:1にはこう書いてあります。「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざをつげ知らせる」。ケプラーは、神学者が聖書を解き明かして神さまのすばらしさを告げ知らせるように、第二の聖書である天体が語っている神さまのすばらしさを、人間の言葉で解き明かすために、天文学、すなわち「天の文学」を研究したのでした。

あなたは天文学者ではなくて会社員でしょうか。それとも主婦? あるいは公務員、お店の経営者や従業員、学生? どんな仕事、どんな立場であったとしても、あなたを通して、神さまはご自分のすばらしさを地上に現したいと願っていらっしゃいます。あなたには、何ができるでしょうか?

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