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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

何も持たずに天へ行く

(2010年6月20日)

古いクリスチャンの友人から手紙をもらいました。そこにこんな話が載っていました。

「礼拝中に、主が恐ろしいものを見せてくださったことがあります。私たちクリスチャンが天へ上っていく様子なのですが、体に白い紙が巻き付いていて、あちこちに『私は○○の奉仕をしました』とか『△△をしました』と書かれているのです。上空には神の臨在の火があって、その紙は燃えて落ちていくのですが、誰かが落ちていく紙を拾おうとして、紙もろとも真っ逆さまに下に落ちていってしまうというものでした」。

友人は、そのあとでこう書いています。「私たちは裸で(何も持たずに)天へ行くのでしょう」と。

おもしろいことに、どれだけ奉仕したかとか、どれだけすごいことを実現したかということは、神さまの前には全く意味がないという、このような幻の話を書いてきた友人ですが、この手紙の中で、神さまの愛を人々に伝えるために神学校に通い始めたとも書いています。神さまのために働くことがうれしくてしようがないという様子です。

救いは行ないによるのではない。神さまの評価は行ないによるのではない。ただ、一方的に赦し、受け入れ、愛してくださる神さまに目を留めることが大切……。しかし、それを知った人は、かえって神さまのために働きたくなるようですね。

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