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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

Where is your God?

(2011年12月11日)

アメリカの軍隊での話。

ある部隊に、敬虔なクリスチャンの兵士がいました。彼は、クリスチャンであることを、皆に冷やかされたり侮辱されたりしていましたが、怒ったり議論したりすることはありませんでした。ただ、自分がキリストによってどれだけ幸せになったか、それを静かに語るのみでした。

ある晩、古参兵の一人が、そのクリスチャン兵士に、大きくて重い軍靴を力任せに投げつけて怒鳴りました。「おまえの神はどこにいるっていうんだ。神がいるなら見せてみろ。そうしたら信じてやる!」

次の朝、その古参兵は目を覚ましてびっくりしました。前の夜、あのいけ好かないクリスチャン野郎にぶつけたはずの靴が、ピカピカに磨かれて、ベッドの脇にそろえてあったのです。古参兵はあの兵士の中にキリストが生きておられるのを見ました。そして、すでに起きて祈っていたクリスチャン兵士に、自分も同じお方を信じて造り変えられたいと告白したのでした。

「クリスチャン」という言葉は、救い主という意味のギリシャ語「クリストス」(キリスト)と、「〜につく者」という意味の「イアノス」がくっついてできた「クリスチアノス」から来ています。すなわち、クリスチャンの中には、キリストがいるということです。そして、これは単なる言葉遊びではなく、実際にそうです。

「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです」(ガラテヤ2:20)。

願わくは、私の生き方、そしてあなたの生き方を通して、今は肉眼では見ることのできないイエスさまが、周りの人たちに明らかになりますように。