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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

ハワイから見れば

(2012年2月12日)

二人の人が、千葉の九十九里浜からハワイ目指して泳ぎ始めました。一人は泳ぎが得意でなかったので、海岸からそう遠くないところでおぼれてしまいました。もう一人は泳ぎが得意でしたので、どんどん岸を離れていき、ついに水平線の彼方に消えていきました。しかし、もちろんハワイまで泳ぎ着くことなく、途中で沈んでしまいました。

九十九里浜から見れば、この二人の水泳の力には格段の差があるように見えます。しかし、ハワイから見れば、それは些細な違いでしかありません。二人とも途中でおぼれてしまい、ハワイに到達できなかったという点で、まったく変わりがありません。

聖書が言う「罪」について考えるとき、このばかばかしいたとえを思い出してください。人の目から見て良いか悪いかが問題なのではなく、神さまの目から見てどうなのかが問題にされているということです。

人はお互いに比較をして、「あの人は立派だ」とか「あの人はひどい人間だ」とか、自由にレッテルを貼ることができるでしょう。しかし、完璧な神さまから見れば、不完全であるという点で、すべての人が同じように「罪人」なのです。

と同時に、「救い」についても、人の目から見てどうかではなく、神さまがどうおっしゃっているかが大切だということを忘れないでください。あなたは自分のことが赦せませんか? 自分が神さまに愛されているなんて信じられませんか? しかし、あなたや他の人がどう評価しても、イエス・キリストの身代わりのゆえに、神さまはあなたをそのままで赦し、愛してくださっています。

信仰とは、自分の見方ではなく、神さまの見方を採用することです。

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