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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

クリスチャンになったらうつ状態になった

(2014年7月27日)

私は、クリスチャンになって半年ほどたってから、軽いうつ状態になりました。救われたはずなのに、以前と変わらない、いやよけいに罪深くなってしまったからです。そんな自分に対する嫌悪感や罪責感でいっぱいでした。

まあ実際には罪深くなったわけではなく、聖霊なる神さまが心に住んでくださり、今まで麻痺していた良心がいやされ始めたので、これまで罪と思わなかったことが罪だと分かるようになった、というだけのこと。もしもあなたが、自分が罪深く感じられるようになったと感じたなら、むしろあなたの聖めが着々と進行しているということ、あなたがクリスチャンとして確実に成長しているという証拠です。

しかし、当時はそのようなことは分かりませんから、ただただどんよりと日を過ごしていました。ひどい時には、「こんなにつらいなら、クリスチャンにならなきゃよかった」とすら思えたほどです。

そんなある日、母の愛情を深く感じるような出来事がありました。そして、その夜、聖書を読んでいましたら、イザヤ書49:15-16が目に飛び込んできました。

「女が自分の乳飲み子を忘れようか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとい、女たちが忘れても、このわたしはあなたを忘れない。見よ。わたしは手のひらにあなたを刻んだ」。

ああ、あんなにも母の愛は大きいのに、神の愛はそれよりも大きく、また確実なのかと感動しました。

さらに同じ頃、ゴスペル・ソングの歌詞から「テテレスタイ」という言葉について知りました。これは十字架の上でイエスさまが語られた言葉、「完了した」のギリシャ語訳です。元々は商売の用語で、「負債の返済完了。もう一切負債は残っていません」という意味です。

私たちは自分で罪の償いをすることができず、永遠に滅ぼされるしか手がありませんでした。しかし、イエスさまが私たちの身代わりとなって十字架で死に、また復活してくださったので、私たちの罪は永遠に赦されました。イエスさまの十字架と復活を信じた私が、自分の罪のことで神さまにさばかれることはありません。「完了した」のです。

そのことが私の心に迫ってきて、私も不完全で失敗の多い自分自身のことを赦してやることにしました。

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