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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

プレゼントをもらう日

(2014年12月21日)

小アジアのミラという町で司教を務めたニコラウスという人が、毎年クリスマスになると、町の貧しい人たちに密かに贈り物をしていました。しかし、いつの間にかニコラウス先生の仕業だと分かってしまいました。町の人たちは感動し、自分たちもニコラウス先生の行ないに倣って、クリスマスに貧しい人たちや孤児たちや孤独な人たちに贈り物をし始めました。この風習はやがてヨーロッパ中に広まっていったのでした。

さて、人々はニコラウス先生のことを尊敬を込めて「聖(セント)ニコラウス」と呼びました。オランダ語だと「サンタ・クルーズ」で、これがかの「サンタクロース」のモデルです。日本ではすっかり「クリスマス=サンタの日」というイメージができあがり、クリスマスはサンタにプレゼントをもらう日になってしまいました。しかし、元々はプレゼントをあげる日だったということを忘れないでいたいものです。

では、なぜニコラウス先生はクリスマスにプレゼントを贈ったのでしょうか。それは、神さまが私たち人類に、イエス・キリストという素晴らしいプレゼントを下さった日だからです。この救い主イエスさまのおかげで、私たちの罪はすべて赦されました。そして、私たちは神の子どもとされ、永遠の命をいただきました。それに感動して、ニコラウス先生は祝福のお裾分けをしたのです。

ああ、やっぱり本家本元のクリスマスは、プレゼントをもらう日だったんだ! そうです。イエスさまというプレゼントです。

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