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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

すべて感謝

(2016年1月3日)

ある方に、「あなたにとって、信仰ってどういうものなんですか?」と尋ねられました。これまた答えにくい質問で、しかし、適当な答えでお茶を濁すことはできない迫力で尋ねられましたので、私も「うーん」と心の中で祈りながら考えさせられました。そして、こう答えさせていただきました。

「神さまの《善意》を認めるということです」。

どんなことが起こっても、私に対する神さまの悪意を認めるのではなく、神さまには善意しかないと受け取ろうとする、ということです。すなわち、今起こっている出来事は、私がどう感じようとも、とにかく最善のことが起こっている、と。

神さまは全知全能であって、その問題を止めようと思えばできたはずです。そして、神さまは私や私の大切な人たちを愛してくださっています。それなのにその問題が起こったということは、それを私が味わうことが最善だと神さまが判断なさったからです。

正直に告白すると、実際にはなかなか善意を認められずに、イライラしたり、腹を立てたり、がっかりしたり、いやになったりします。それが私です。それでも、そんな私に対して、神さまは善意で関わり続けてくださっているということ、決してあきれてサジを投げたり、切り捨てたりなさらないということは信じているのです。

ですから、いやなこと、つらいこと、思いがけないことが起こったら、一通りはむっとしたり、騒いだり、落ち込んだりはするかもしれませんが、最後には「感謝します」と祈ります。だって、最善が行なわれているのですからね。

「すべての事について、感謝しなさい」(第1テサロニケ5:18)。

感謝に満ちあふれた一年でありますように。

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