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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

叱られて大喜び

(2017年4月9日)

私はパウロの真似をして、教会から給料をもらわず外で働いています。以前働いていた職場で、一人の若い人が上司の部屋に呼ばれ、大声で怒鳴られました。その青年は、精神的な病を経験しており、現在もリハビリ中でしたから、私たち同僚は大丈夫だろうかと心配しました。ところが、その人はニコニコしながら事務室に戻ってきました。

彼は言いました。「僕の父は、僕にほとんど関わってくれませんでした。僕がいい成績を取っても、いたずらをしても、ほめても叱ってもくれなかったのです。僕は、ずっと寂しくて、自分の存在が価値のないちっぽけなものだと感じていました。でもあの上司は、僕のことをいつも見てくれていて、『これは放っておいてはこいつのためにならない』と思って、全力で僕に向き合ってくれました。こんなに人から関心を持たれているんだということを知って、僕はとてもうれしいのです」。

天の父である神さまは、時に私たちが苦しい目に遭い、しばらくその苦しみが続くのをお許しになることがあります。しかし、それは神さまに嫌われて呪われているからでも、無関心で放っておかれているわけでもありません。神さまはあなたをじっとご覧になり、それがあなたの成長や幸せのために絶対に必要だと判断なさったから、苦しみを用いておられます。

神さまは最善以外のことはなさいません。もう一度言います。神さまは最善以外のことはなさいません! ですから、神さまに愛されていることを喜び、感謝しましょう。苦しみを経験したときには、ぜひそのことを思い出してください。

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