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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

落ちても大丈夫

(2018年6月17日)

ある牧師がアメリカで飛行機に乗った時の話です。飛行機が離陸してまもなく、「ボン!」という音が響き渡りました。客室乗務員も「こんな音は聞いたことがない」などとささやき合っています。それで、乗客たちはみんな不安になってしまいました。基調の説明によると、おそらく鳥がエンジン内に飛び込んだため、エンジンが火災を起こしたとのこと。幸い、すぐに消火されましたし、残ったエンジンで安全に飛ぶことができます。とはいえ、そのまま目的地まで飛ぶわけにはいきませんから、出発地の空港に戻ることになりました。

ところが燃料満載の状態ですから、そのまま着陸するのは危険です。しばらく海上で燃料を捨てなければなりません。そこで、しばらくの間飛行機は空港の周りをぐるぐると旋回しました。牧師の隣には80歳くらいのおばあさんが座っていましたが、不安のためにガタガタと震えていました。時々、ガクッと機体が揺れるたび、隣の牧師にすがりついてきます。

牧師はおばあさんに言いました。「大丈夫ですよ」。すると、おばあさんは「あなたは航空会社の人?」と尋ねました。あまりにも確信を持って大丈夫だと保証してくれたからです。まさかそうだと嘘を言うわけにもいきませんから、ただにっこりと笑ってもう一度「おばあちゃん、大丈夫」と言いました。するとおばあさん、安心したのか、飛行機が旋回している間にスースーと寝息を立て始めました。その後、飛行機は着陸しましたが、コップの水も漏らさぬ見事な着地に、乗客一同やんやの喝采をパイロットたちに送りました。その喧噪の中でも、おばあさん、ぐっすり眠っておられたそうです。

この牧師は言いました。あのときの「大丈夫」という言葉は、「落ちないから大丈夫という意味ではない。落ちても大丈夫という意味だ」と。だってクリスチャンですもの。死んでも天国ですからね!

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