本文へスキップ

ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

使わないのは無いのと同じ

(2018年10月14日)

衣替えでタンスの中身を整理し直しました。服に関しては、1年間着なかったものは捨てるという原則を立てていますが、今回は捨てるものがありませんでした。実は、何年か前に、整理整頓に関するある本を読んで実践したところ、タンスや本棚を見違えるほどすっきりさせることに成功しました。無駄な買い物をしなくて済んだということですね。

その本で教わったことの一つは、服でも本でも書類でも備品でも、物は立てて並べて収納するということです。ついつい横に重ねて収納しがちですが、それをやってしまうと、奥や下になった物が見えなくなり、結局それらは使われなくなってしまいます。そうすると、次々と無駄な買い物をしなければならなくなるわけです。結果、収納場所も次第に無くなっていきます。

さて、見えなくなって使われない物が無いのと同じであるように、使われない賜物(神さまがくださる奉仕のための能力)も無いのと一緒です。自分にはどんな能力があるのか、私たちはしっかりと知っておく必要があります。そうしてはじめて、神さまと人とのためにそれを尊く用いることができるのです。

「神さまや人に仕えるといっても、私には能力が無くて」というのは大変な誤解です。人には少なく見積もっても400以上の能力が与えられているそうです。見る、話す、書く、歩く、持ち上げる……ほらね? 要は見つけよう、用いようとする意欲があるかどうかです。

ではどうやって自分に与えられている能力を見つけるかですが、それはいろいろなことにチャレンジしてみるのに限るようです。若い頃スポーツとはほとんど縁の無かった知人は、70才にしてマラソンに挑戦し、やがてフルマラソンのシニアの部で入賞するまでになったとか。いろいろなことに挑戦してみると、あなたにも思わぬ能力が隠されているのが分るでしょう。

連絡先

〒962-0001
福島県須賀川市森宿辰根沢74-5

TEL 090-6689-6452
E-Mail info@nakakomi.com