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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

自動販売機のような神

(2019年1月13日)

以前、「教えてもらう前と後」というテレビ番組で、日本は世界的な宗教国家であるということが語られていました。イスラム教最大の宗教行事は、聖地メッカへの巡礼で、毎年200万人のイスラム教徒がメッカを訪れます。一方、明治神宮の初詣には、正月3が日で320万人が訪れます。そして、全国では9000万人が初詣に出かけるのだそうです。外国人から見たらとんでもなく宗教的な国民なのに、日本人の7割は自分は無宗教であると思っています。

多くの日本人にとって、「神」は愛し、語り合い、お仕えする人格的な対象ではなく、求めているものを授けてくれる「自動販売機」です。自分が求めているものが手に入りさえすれば、自動販売機のメーカーがどこなのかは一切気にしないように、神が誰かは問題になりません。その証拠に、お宮参りをしている人に、この神社に誰がまつられているか尋ねても、おそらくほとんどの人が知らないし、知ろうとしたこともないはずです。そして、お参りのはしごをしても全く違和感を覚えません。だから自分は「無宗教」だと思っているのでしょう。

聖書の神さまに対しても、いつの間にか自動販売機と同じ接し方をしていなかったか……年の初めに改めて考えさせられました。

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