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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

サウスフォーク・ダムの危険

(2019年1月27日)

アメリカのペンシルバニア州ジョーンズタウン市の近くに、サウスフォーク・ダムがありました。そのダムの強度について、専門家による調査が行なわれました。その結果、設計ミスやメンテナンス不足などにより、数年のうちに決壊する恐れがあるとの結果が出ました。調査チームは直ちにジョーンズタウン市役所に報告し、決壊すれば多くの住民の命が失われると警告しました。ところが、役人たちは調査結果を信じず、まったく対策を施しませんでした。

1年後、再調査が行なわれ、やはり差し迫った危険があるとの結果が出ました。そこで調査チームは、市役所だけでなく、住民にも直接調査結果を伝え、直ちに立ち退くようにと勧告しましたが、住民たちは誰もその地を離れようとしませんでした。

その数ヶ月後の1889年5月31日。ある少年がダムに亀裂が入っているのを発見します。急いで町に戻った少年は、「大変だ。ダムが壊れかけている。今すぐ逃げた方がいい!」と叫んで回りました。しかし、住人たちは、「そんな嘘にだまされて驚いたりしないぞ」と、まったく聞く耳を持ちませんでした。

それから30分後、ダムが決壊し、大水がジョーンズタウン市を襲いました。その結果、子ども396名を含む2209名の住民が犠牲になったのです。

警告とは耳が痛く、できれば聞きたくないものです。しかし、警告を無視すれば、とんでもない事態を招くことになりかねません。聖書の中にも警告のメッセージがあります。愛とか恵みとか祝福とかいう聞いてうれしい話だけでなく、神さまが語っておられる警告にも素直に耳を傾けてください。 神さまの警告には、必ず逃れるための道が用意されていますから。

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