ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2019年10月20日）

先日、移動中にカーラジオをつけたら、おもしろいフレーズが聞こえてきました。駅などにある「ここで立ち止まらないでください」という掲示物を見ると、「君はここで終わるような人間じゃない」と言われているような気がする、というものです（NHKラジオ第1「すっぴん!」10/18放送より）。

世の中の様々なものや出来事を、こんなふうに前向きに受け取ることができたなら、きっと慰められたり励まされたりしてやる気が出るだろうなあと思いました。

「摂理」という神学用語があります。これは、「神さまは永遠のご計画に従って、この宇宙を無から創造し、創造された世界を支配しておられる。そして、ご自分の目的が実現するようあらゆるものを導いておられる」という意味です。私たち人間の目的や願望が実現するように、ではありませんから、私たちにとって嫌なことやつらいことも起こります。しかし、聖書によれば神さまはキリストを身代わりになさるほどに人間を愛しておられるのですから、あらゆることは最善です。

「最善以外のことは起こらない」。そう信じたいですね。そして、あらゆる出来事の中に、神さまからの励ましや慰めや教訓を感じ取ることができますように。