ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2020年2月23日）

アメリカでこんなアンケート調査が行なわれました。100組のカップルを対象に、1週間のうちに「恋人の浮気を疑ったこと」と「恋人以外の異性に心を引かれてしまったこと」を記録してもらいました。すると、恋人以外の異性に心引かれる人は、恋人の浮気を疑う傾向が高いという結果が出たとのこと。

これは心理学でいうところの「投影」という心の動きです。自分自身が浮気心を持ってしまった罪責感に耐えられないため、それをごまかすために恋人を浮気者にして責める心が働いたのです。他人に対して公正かつ寛容であるには、罪責感から解放されている必要があるようですね。

もちろん、最初から罪を犯さないに越したことはありませんが、人間は弱く不完全です。あのパウロほどの人でさえ「私は、したいと願う善を行わないで、したくない悪を行っています。……私は本当にみじめな人間です」（ローマ7:19,24）と嘆いています。

大切なことは、自分が過ちを犯したときにそれを素直に認め、それを神さまに正直に告白し、イエス・キリストの十字架の地によって自分が完全に赦されていることを確認することです。「もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます」（第１ヨハネ1:9）。