ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2020年4月19日）

ある人が、自分の眉毛が八の字型で、いつも困ったような表情になってしまうことにコンプレックスを抱いていました。顔の他のパーツ、たとえば目も鼻も口も耳もそれぞれに役割があって、しっかり存在意義がある。しかし、こんな変な形の眉毛だったらいらないじゃないか。そう思っていました。この人はクリスチャンでしたが、なんだか自分が他の人たちよりもイエスさまに愛されていないんじゃないかという思いまでわき上がってきます。

そんなある日、たまたまラジオ番組を聴いていたら、科学者が眉毛の役割について語っているのが耳に入りました。その学者が言うには、人間の額は体の中で最も汗をかきやすい場所の一つだそうです。だから、眉毛がなかったら塩分を含んだ汗が目に次々入ってきて、痛くてしようがありません。眉毛はそれを防いでくれているのです、と。

この人はぱっと目を輝かせました。そして思いました。「神さまはちゃんと理由があって眉毛を人間に与えてくださったのか。しかも、僕の場合は八の字眉だから、汗が流れやすい。なんと自分は神さまに愛されていることか！」

もちろん、逆八の字眉の人も、眉が濃い人も薄い人も、みんな神さまに愛されています。 あなたはイエスさまにひいきされています。その証拠を探してみましょう。