ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2020年12月20日）

クリスマスの前の日（特に前夜）をクリスマスイブと呼びますね。そこで、一般には「イブ」は「前の日」とか「前夜」とかいう意味だと考えられて、クリスマス以外にも、たとえばクリスマスイブイブ（12月23日のこと)とかバースデーイブ（誕生日の前日で、親や周りの人に感謝する日）とかいう使い方をする場合もあります。

しかし、イブは英語のイブニングの語源になった言葉で、単に夜を表します。そこに前の日というニュアンスはありません。実は、イエスさまがお生まれになった国イスラエルでは、一日は日没から始まりました。ですから、12月24日の夜はすでにクリスマス当日なのです。今年からは、クリスマス当日だという意識でお祝いくださいませ。

ちなみに、クリスマスはイエス・キリストの誕生日……ではなくて、イエスさまの誕生をお祝いする日です。聖書には、イエスさまの誕生日が何月何日かは書いていません。伝統的に12月25日がクリスマスとしてお祝いされます（ユリウス暦を使っている正教会の一部では1月7日）。

大事なのは日付ではなく、イエスさまが人間の赤ちゃんとして誕生なさった意味です。ぜひクリスマスにはお近くの教会にお出かけになり、クリスマスの意味を知ってください。新型コロナで集会に出席するのがはばかられる場合には、最近はいろいろな教会がネットで礼拝の様子を配信していますのでそちらをご利用ください。よかったら、このサイトのクリスマスメッセージもお聴きくださいね。