ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2020年12月27日）

ある施設に講演にうかがった際、開始前のBGMとして「きみは愛されるため生まれた」という韓国発の賛美歌が繰り返し流れていました。歌っているのは、日本のゴスペルシンガーである松本優香さんです。別にクリスチャンの施設ではなかったのですが、リーダーの方がこの歌をたまたま知って気に入ったのだとか。

その通り、私たちは神さまに愛されるために造られ、この地上に誕生しました。もちろんあなたもです。

と同時に、「きみは愛するため生まれた」という側面もあります。神さまを愛し、人を愛するために私たちは造られました。愛されなければ愛することを学べませんし、愛する意欲も湧いてきません。しかし、愛されることだけ求めても、私たちは幸せを感じることができません。そういうふうに造られているからです。

自分のことで精一杯だという、そんなときこそ、ちょっと顔を上げて、苦しんでいる人、悲しんでいる人、寂しがっている人、迷っている人、助けを必要としている人に目をとめましょう。そして、今の自分にできるささやかな助けの手をさしのべましょう。すでにイエスさまはあなたのことを充分に愛してくださっているのですから。