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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

最低でも80点

(2021年3月21日)

昨年春まで、毎月1回教会員のお宅を開放していただき、子育て奮闘中のママたちが子どもたちと一緒に集まる交流の場を持っていました。 その頃の写真がこちらのページに掲載されています。今は新型コロナ対策で一緒に集まることはできなくなっていますが、SNS上(非公開)で子育てや自分育てに関する話を読んだり、みんなでおしゃべりしたりしながら子育て(や夫育て)の苦労を分かち合い、励まし合っています。

今月は、怒りについて一緒に考えました。罪責感は自分への怒りです。怒りは「こうあるべき」というべき主義から生じます。人間、倫理的・道徳的に生きること自体は必要なことですが、その義務が理不尽なまでに極端だと、その「べき」を自分も他人も守ることなどできません。そうすると、しょっちゅう落ち込んだりプリプリしたりすることになります。

特に子育てをしていると、「親たる者こうあるべき」「子どもたる者こうあるべき」という極端なべき主義に囚われやすく、結果として自分や子ども(や他の家族など)に怒りを感じることがしばしばですね。

しかし、神さまは完璧に生きることができない私たち、すなわち罪人である私たちを赦そうとなさいました。そのため、御子イエスさまが地上に来られ、私たちの代わりに罰を受けて十字架にかかり、死んで葬られ、3日目によみがえられました。それがこの自分のためだったと信じた人は罪を赦され、神さまの子どもにしていただくことができます。だから、今このままの状態で、私たちはOKだと評価されているのです。

そこで、子育てサークルの皆さんと確認したことは、「子どもを殺さず今日まで生かしてきただけですでに80点。残り20点分について、親である自分のできていないところではなく、できているところを数え上げてみよう、そして、我が子のできているところもいっぱい数え上げてみよう」ということです。メンバーであるママたちは、とても励まされたと言ってくださいました。

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