ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2021年7月25日）

週日は学校で働いています（教師ではなく相談職です）。この前子どもたちの名簿を眺めながら、いろんな名前があるなあと思いました。特に最近は難読の名前が多く読み仮名必須ですが、それでも親はいろいろ子どものことを考えながら、一生懸命につけたんだろうなあということが偲ばれます。

さて、クリスチャンはイエス・キリストというお方を人となられた神、救い主だと信じているわけですが、このお名前にも特別な意味があります。

イエスという名前の名付け親は神さまです。この名前は、イスラエルの言葉であるヘブル語のイェシュアをギリシア語読みしたイエスースからきています。イェシュアは当時のイスラエルでは特に珍しくない名前で、コロサイ書4:11には「ユストと呼ばれているイエス」という人からのあいさつが載っています。旧約聖書にもイェシュアは登場していて、日本語訳ではヨシュアと訳されています（モーセの後継者となったヌンの子ヨシュアや、ゼカリア書に出てくる大祭司ヨシュア）。

このイエシュアには「主（ヤハウェ）は救う」という意味があります。そして、キリストは名字ではなく称号で、救い主という意味があります。イエスもキリストも神さまの救いを表わしているのです。神さまは私たちの罪を赦して救い、神さまの子どもとし、永遠に祝福して幸せにしたいと願っておられます。その熱い愛の思いは、イエスさまの名前に表れています。