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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

ミラの聖ニコラウス

(2021年12月19日)

今日は、私たちの教会では(そして他の多くの教会でも)、クリスマス礼拝が行なわれています。クリスマスおめでとうございます!

クリスマスはイエス・キリストの誕生日、ではなく(誕生日がいつなのか聖書に書かれていません)、誕生を記念してお祝いする日です。が、日本ではサンタクロースの日と捉える人が多いようですね。サンタのモデルになったのは、4世紀頃小アジアのミラという町で司教を務めたニコラウスという人だと言われています。聖ニコラウス → オランダ語でサンタ・クルーズ → サンタクロースとなったわけです。

ニコラウスは、貧しい人たちや無実の人たちを助けていました。その一例として、こんなエピソードが残っています。あるときニコラウスは、没落した商人が借金の返済のため、3人の娘を身売りさせようとしていると知りました。哀れに思ったニコラウスは、密かに窓の隙間から金貨をその家に投げ込みました。すると、その金貨が暖炉のそばに干してあった靴下の中にすっぽりと入りました。こうして娘たちは身売りを免れたのでした。

この逸話から、サンタクロースが夜中に忍び込んできて、靴下の中にプレゼントを入れるという話ができあがったとされています。そして、サンタクロースがやってくるのはクリスマスの前夜です。それは、クリスマスが神さまが人間のために、すばらしいプレゼントをくださったことを記念する日だからです。そのプレゼントとは、私たちの罪を赦し、神さまの子どもとしてくださった御子イエスさまです。

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