ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2022年2月6日）

ある人がクリスチャンに言いました。「自分は合理的な人間だ。知的に理解できないものを信じるなんて愚か者のすることだ。自分は神の存在なんか信じない」。

するとクリスチャンはにっこり笑って言いました。「寄寓ですね。私も自分のことを合理的な人間だと思っているのですよ。有限な存在である人間に、神さまや世界のことがすべて理解できるはずがないというのが、合理的な考えじゃないでしょうか。私のちっぽけな頭で理解できるような神なんか、本当の神じゃないので信じる価値はありません」。

よく「神がいるなら何で私の願いを聞いてくれないんだ。神なんかいるはずがない」と言う方がいらっしゃいます。それはその人が自分の頭の中で想像している神、すなわち何でも言うことを聞いてくれる、孫を甘やかすおじいちゃん、もしくは召使いのような神が存在しないというだけです。聖書が教える神がいないということにはなりません。

父なる神さま、イエスさま、聖霊さまについて考えたり語ったりするとき、それが自分が勝手に考え出した神さまになっていないか、聖書が語っている情報に基づいた神さまイメージなのかどうか、時々チェックしたいですね。