ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2022年5月8日）

この世には、過酷な環境でも生き残る動植物が存在しています。先日、北米に自生するバンクスマツ（ジャックパイン）とコントルタマツ（ロッジポールパイン）についての話を聞きました。

これらの松のマツボックリは、地に落ちてから何年も固く傘を閉じています。そして、落雷などによって山火事が起こると、その高温に反応して傘を開いて発芽できる状態になります。その結果、他の植物が焼け尽くされ、まるで焼き畑のようになった栄養豊富な土壌でただ自分だけが生き残ります。そして、競争相手がいない中で悠々と生長することができるというのです。

私たちの人生にも、すべてを焼き尽くす山火事のような問題が起こることがあります。しかし、それは神さまが私たちに与えてくださった、生長のためのチャンスなのかもしれません。