ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2022年7月24日）

アメリカ連邦議会のマーク・ハットフィールド上院議員が、インド・コルカタで貧しい人たちに奉仕しているマザー・テレサを訪問しました。マザー・テレサが働く施設は「死を待つ人の家」と呼ばれ、その名の通り瀕死の人たちが次々と担ぎ込まれてきます。マザーやシスターたちは、心を込めてその人たちの世話をしていました。

その様子を見ていた上院議員がマザーに尋ねました。「とても回復するとは思えないのに、どうしてお世話を続けることができるのですか？　その力は一体どこから来るのですか？」

するとマザーは答えたそうです。「私は何かの成果を上げるために神さまから召されたのではありませんから。ただ『死に至るまで忠実であれ』というイエスさまのご命令に従っているだけです」。

この世は何か成果を上げることを重視します。神さまは、成果なんかどうでもいいとおっしゃっているわけではありませんが、それよりも私たちがイエスさまを愛し、イエスさまに従いたいという思いをどれだけ持っているかを重視しておられます。そして、そのような人に聖霊なる神さまは行動する力をくださいます。