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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

傷口に消毒液はもう古い

(2023年1月8日)

私が子どもの頃、怪我をしたら赤チンを塗って消毒したものです。製造過程で微量の水銀が発生し、その除去にコストがかかるため赤チンは作られなくなりましたが、代わりにオキシドール液などが使われるようになりました。

しかし、たまたまインターネットで「学校の保健室で傷口を消毒しなくなっている」という記事を見つけました。

消毒液で傷を消毒しないで放置していると、中から体液がにじみ出てジュクジュクします。この体液の中に自己修復細胞が数多く含まれているため、無理に乾かしたりせず湿潤状態を保つことが傷を早く、そしてきれいに治すために必要だというのです。消毒液を使ってしまうと、自己修復細胞や免疫細胞を殺してしまって逆効果です。

ですから現在主流の治療法では、水道水で傷口を洗い流して血や異物を取り除いたら、ガーゼではなくラップのような湿潤環境を守れる物で傷を覆います。そして、1日2〜3回水洗いとラッピングを繰り返します。

今日常識だったことが、明日は非常識。それが科学の世界です。聖書を読んでいて非科学的だなあと感じることがないでしょうか。しかし、それは今の常識に反しているだけで、新たな研究や発見によって常識が聖書の世界に近づくことがあるかもしれません。事実、そのようなことはこれまで何度もありました。ですから限られた常識で、はなから聖書を否定することはもったいない話です。

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