常識は変わるもの

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(2017.6.4)

かつて、6月4日は「むし」の語呂合わせから「虫歯予防デー」と呼ばれていました。現在は、この日から10日までを「歯と口の健康週間」として、口腔内の健康についての正しい知識が啓蒙されています。

私が子どもの頃、三・三・三運動というものがありました。これは「3回の食事ごと、食後3分以内に、最低3分間歯磨きしよう」という勧めですね。ところが、最近では食後すぐの歯磨きは良くないと言われていると知りました。

食後の口の中は酸性に傾いていて、歯のエナメル質が柔らかくなっているので、すぐブラッシングすると歯を傷めてしまう恐れがあるからです。30分ほどして、唾液によって口の中が中性に戻ったところでブラッシングするのが良いそうです。ブラッシングの仕方も、私が子どもの頃に習ったやり方とはずいぶん変わりました。

科学的な真理というのは、時代と共に変わることがあります。歴史の常識も同じです。たとえば、これまで今川義元といえば、公家かぶれのへなちょこ大名として描かれることが多かったですが、最近では優れた政治手腕を持ち、しかも戦上手だったという評価に変わりつつあります。

そして、小麦色の肌がもてはやされたり、逆に透き通るような美白が好まれたりと、人の価値観や好みも時代と共に次々と変わります。

聖書を読む際、「こんなの非科学的だ」とか「歴史の常識と違う」とか「今の時代に合わない」とかいって、簡単に投げ出すのはもったいない。科学的真理や歴史上の常識や時代の価値観の方が変わる可能性があるのですから。

「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ」(イザヤ40:8)。

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