forgiveの語源

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(2017.7.16)

教会やキリスト教関係の文書の中で、「赦す」という言葉をよく目にします。「イエス・キリストの十字架の血潮によって、私の罪は完全に赦されている」とか「私はあなたを赦します」とか。英語ですと、赦すはforgiveです。その語源が気になったので、調べてみました。

forgiveは、for + giveに分解できます。そして、forには、「〜のため」にという意味の他に、「完全に」という意味があるそうです。たとえば、forever(永遠に)は、for(完全に) + ever(どんな時でも)から来ています。であれば、forgiveは元々「完全に与える」という意味だということですね。一体、何を与えるというのでしょう。

聖書が教える「赦し」とは、相手に復讐する権利を自発的に放棄することです。それどころか、相手を祝福することです。イエスさまはこのように教えておられます。「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:44)。使徒パウロもこう教えています。「あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません」(ローマ12:14)。

どんなに聖書が敵を赦せと命じていたとしても、感情的にどうしても憎しみを捨てられないときがありますね。そんなときには、「捨てること」ではなく、「与えること」に心の視点を移してみましょう。すなわち、赦せる気持ちになれなくてもいいので、「神さま、どうかあの人を祝福してあげてください」と祈ってみるのです。

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