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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

心理的安全性

(2025年7月13日)

私は牧師業の他にもいくつかの仕事を掛け持ちしていますが、その一つが企業・団体・施設での社内研修講師です。研修に伺った際によく経営者の方から相談を受けるのが、職員の離職率の高さ。

離職防止の鍵の一つは「心理的安全性」の担保です。これは、「組織やグループの中で、メンバーが自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態」を指します。すなわち、この組織やグループ内で自分の意見や気持ちを表現しても、上司や仲間たちから責められたり罰せられたり拒否されたり馬鹿にされたりしないという安心感がある、ということですね。

心理的安全性は教会にも、いや教会にこそ必要な雰囲気です。

もちろんそれは、相手の過ちを指摘したり間違った行動を指導したりしないということではないし、相手の意見とは違う意見があっても表明しないということでもありません。よく話を聴かずに軽く流したり、攻撃的な言い方をしたり、相手の人格や能力を否定したりしないということです。

たとえば、部下が会議で何かの企画案を出して、上司がその不備を見つけたとき……
  1. そんな穴だらけの企画、実現できるわけないだろう。もっと考えてから発案しなさい。
  2. なるほど、特にこの点がいいね。ただ、他社の事例からこういう懸念があるんだけど。それを考慮に入れて、もう一度出してもらえるかい?
発案者にとって、どちらが心理的安全性を感じられるでしょうか? そして、どちらが今後もやる気を持って仕事に取り組めるでしょうか?

心理的安全性が欠けるのは、相手に対する尊敬が欠如し、見下しているときです。
  • 尊敬する相手が話を始めたとき、私たちはどんな聴き方をするでしょうか?
  • 尊敬する相手が何かを提案したとき、私たちはどんなふうにそれを受け止めるでしょうか?
  • 尊敬する相手が間違いを犯し、それを指摘しなければならないとき、私たちはどんな態度を取るでしょうか?
(ローマ12:10)兄弟愛をもって互いに愛し合い、互いに相手をすぐれた者として尊敬し合いなさい。

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