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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

裏門の門番

(2026年8月9日)

ある国の王さまが、新しい城を建てました。城が完成すると、王さまは家来たちに、それぞれ仕事を任せることにしました。ある人には宝物庫の管理を、ある人には兵士たちの指揮を、またある人には儀式の運営を命じました。

ところが、一人の若い家来に与えられた仕事は、城の裏手にある小さな門の番でした。 その門は、普段ほとんど人が通りません。命令を受けたとき、若者はがっかりしました。「せっかく王さまに仕えることになったのに、こんな誰も使わない門の番だなんて」。

それでも若者は、やる気を無くして仕事をさぼったりしませんでした。毎朝きちんと門の鍵を開き、夜になると鍵がしっかり閉まっていることを確かめます。そして、蝶番を油で手入れしたり、周囲を掃除したりし続けました。

ある日、大きな嵐がやって来ました。 激しい雨の中、兵士たちの一団がその小さな門に近づいてきます。門番の若者が見ると、そこには旅に出ていた王さまがいました。大雨で川が増水し、正門へ向かう道が通れなくなったため、裏門まで回ってきたのです。

若者はすぐに王さまと護衛の兵士たちを門の内側に招き入れました。門はきしむことなくスムーズに開きました。若者が毎日しっかりと手入れしていたからです。

翌朝、王さまは若者を呼んで言いました。「ほとんど人が通らない門を、それでもお前は毎日忠実に守ってくれていた。だから私は、安心してもっと大きな仕事をお前に任せることができる」。こうして若者は、王さまの近衛兵に抜擢されることになりました。

聖書には、こんなことばがあります。

(ルカ16章10節)最も小さなことに忠実な人は、大きなことにも忠実であり、最も小さなことに不忠実な人は、大きなことにも不忠実です。

あなたにとっての「最も小さなこと」とは何ですか? そして、それについて忠実であるとは、どのように行動することですか?

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