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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

希望に満ちたお葬式

(2007年7月22日)

先日、私たちの教会に来ていらっしゃる方のご主人が亡くなり、葬儀に出席させていただきました。ご主人もクリスチャンでしたから、キリスト教式で葬儀が行なわれ、故人に洗礼を授けてくださった牧師先生が司式を努めてくださいました。

ご家族、ご親戚、またたくさんのお友だちが出席なさいました。ご家族と教会の仲間たち以外は、キリスト教式の葬儀は初めてだという方が多かったようです。故人は、まだまだ若くして亡くなられたので、一人一人の心の中には、深い悲しみがありました。

しかし、何人かの方が、こうおっしゃっておられました。「キリスト教のお葬式は、明るいね」「それに、日本語で話してくれるから、何をやっているのかがよく分かる」。

明るいと言っても、悲しみを感じないとか、軽薄だということではありません。そこに希望があるということです。

死が人生の終わりではないこと。故人は消えていなくなったのではなく、神さまのみもとで、本当の安らぎと喜びを体験しておられるのだということ。そして、一時的に会えなくなるけれど、私たちが死んで神さまのみもとに受け入れられたとき、もう一度故人と会うことができるのだということ。それらの希望が、牧師の言葉や賛美歌、式のひとつひとつの要素の中に生き生きと語られているのです。

ご主人は、亡くなってなお、イエスさまを証しし、伝道しておられるのだなあと、感慨深く思わされました。

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