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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

主は私を緑の牧場に伏させ

(2010年2月28日)

詩篇23篇は、子どもの頃に羊飼いだったダビデ王が書いたと言われています。この詩はこんな文章から始まります。「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます」。

元牧場主という経歴を持つW・フィリップ・ケラー牧師は、「羊飼いの見た詩篇23篇」(いのちのことば社)という本の中で次のようなことを書いています。羊は、その生まれついた性質のゆえに、次の4つの条件が満たされない限り、横になって伏すなどということはほとんどありえないということです。その条件とは、
  1. 恐れがない
  2. 仲間の誰とも摩擦がない
  3. ハエや寄生虫に苦しめられていない
  4. 飢えていない
しかも、「緑の牧場」がそこに存在するのは、偶然の産物などではなく、羊飼いたちの緻密な計画と、彼らの長期に渡る大変な労働の成果だとケラー師は言います。羊が緑の牧場に伏しているという、一見何でもないような情景の背後に、羊飼いによる途方もない配慮と労働が隠されているのですね。

「主は私を緑の牧場に伏させ」とダビデは歌いました。彼の人生は、多くの困難と戦いに満ちていました。しかし、彼はこのように歌うことができました。神さまがいつも自分と共にいてくださり、恐れを取り除き、隣人たちとの平和を回復してくださり、多くの思いわずらいから解放してくださり、その時々の必要を満たしてくださったことを、体験的に知っていたからでしょう。

もちろん、イエスさまはあなたも緑の牧場に伏させてくださいます。

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