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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

私の助けは、どこから来るのか

(2011年3月13日)

3月11日午後3時前、東北地方を中心にM9という激烈な地震が起こり、東北・北海道・関東地方に大変な被害をもたらしました。そして、その影響は今も続いています。

地震の影響で、11日(金)の礼拝はもちろん、13日(日)の礼拝も中止となりました。日曜日、私たち家族は、普段礼拝を行なっている会館(今は、市の給水所になっています)に向かい、駐車場で礼拝をしました。

といっても、聖書の箇所を朗読し、聖歌を1曲歌い、祈りを捧げただけですが。

朗読した聖書の箇所は、詩篇121篇でした。

「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。
私の助けは、天地を造られた【主】から来る。
主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。
見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。
【主】は、あなたを守る方。【主】は、あなたの右の手をおおう陰。
昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。
【主】は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。
【主】は、あなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる」。


普段は現代的なワーシップソングを歌っていますが、今回は伝統的な聖歌を歌いました。397番「とおきくにや」です。この曲は、関東大震災のあとにイギリスのJ.V.マーティンによって作られました。大震災に苦しむ日本の国民に、「揺れ動く地に立ちて、なお十字架は輝けり」と励ましています。

私たちの希望は天の父なる神さまです。イエスさまの十字架は、私たちが神さまに愛されていることを保証しています。

私は、最初の地震で揺れている最中、さすがに天国行きを覚悟しましたが、それでも不思議と落ち着いていました。今も、原発事故で放射性物質の濃度が高くなっているというようなニュースを聞きながらも、同じです。それは、私の精神的な強さとか、信仰深さの故ではありません。神さまの守りのおかげであり、全国、全世界のクリスチャンの皆さんの祈りのおかげです。

原発事故、ガソリン不足とそれに伴う生活物資の不足、復旧作業の停滞、避難の困難、さらには金融の混乱など、これからも困難な時期が続くでしょうが、神さまが共におられることを信じ、陽気に乗り切っていきたいと思います。今後もお祈りお願いいたします。

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