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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

生麦生米生卵

(2012年12月16日)

小さな女の子が早口言葉を練習していました。「なまむみ・なまもげ・なまなまご……あれ?」

それを何気なく聞きながら、はっと気がつきました。「生」とついているものは、実は生きてないんだということを。

「なまむぎ」も「なまごめ」も、田んぼや畑に蒔いても芽は出ませんし、「なまたまご」をいくら温めてもひよこは生まれません。同様に、「なまざかな」も実は死んだ魚です。「なまくび」となるとちょっと想像するのが怖いですね。外側は生きているように見えるけれど、その中に命がない状態、それが「生(なま)」。

聖書は、私たち人間も、そのままでは生きているように見えても、実は死んでいるのだと言います。肉体は生きていても、その中にまことのいのちが欠けているのです。

イエス・キリストは、私たち生の人間にまことのいのち、永遠のいのちを与えるために来られました。そのために、十字架にかかって死んでくださいました。

いよいよ来週はクリスマス。イエス・キリストが私たちのために来られたことを特に思い出す時です。

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