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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

調子が悪いときほど

(2017年5月21日)

礼拝式の後、牧師が一人で礼拝堂に残り、賛美の歌を歌っていました。教会の長老が、礼拝堂から出てきた牧師にこう言いました。「先生、今日は体の調子がお悪いのでしょう?」。 実はこの牧師は持病を抱えていて、確かにその日はいつもよりつらい思いをしていたのです。牧師が「努めて平気なふりをしていたのですが、やっぱりばれてしまいましたか」と言うと、長老はこう答えました。「はい。あんなに大きな声で、長い時間歌ってらっしゃいましたから、おつらいのだなと分かりました」。

健康でも仕事でも人間関係でも、調子が良くて順風満帆なときには、自然と賛美の言葉が出てきます。しかし、私たちクリスチャンは、調子が良くないときほど、苦しいときほど、つらいときほど、よけいに神さまの素晴らしさをほめたたえようとします。

賛美は、自分が信頼している神さまがどんなにすごいお方なのかということを思い出させてくれます。私たちの信じる聖書の神さまは、どんな問題よりも大きく、強く、賢く、また愛にあふれたお方です。それを思い出すことが、私たちの力になります。だから、つらいときこそ賛美するのです。

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