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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

当然と思えることを

(2019年6月2日)

「夫婦がいつまでも仲良く暮らすための秘訣」は何か。実際に何年もアツアツのまま暮らしている夫婦に尋ねたアンケートを読みました。堂々の第1位は、「してもらったことについて、言葉で感謝を表す」だそうです。

ところが、家族に対して「ありがとう」と言うのは、けっこう難しいと言われます。一つには、「言わなくても分かるだろう」という甘えがあるから。しかし、超能力者ではないのですから、言わないと伝わりません。それに、たとえ言わずに伝わっているとしても、やっぱり言葉に出して「ありがとう」と言われると、嬉しいものです。

そして、「ありがとう」が言えないのは、「やって当然」とどこかで思っているからです。「ありがとう」は「有り難し」から来ています。「あり得ないようなことをしていただいた」という感動から出てくる言葉ですから、「やって当然」と思っていたら感謝なんかできないのです。

料理を作って当然、お茶を入れて当然、洗濯をして当然、掃除をして当然、ゴミ出しをして当然、仕事に行って給料を稼いでくるのは当然……と思えば、いちいち感動もしないし、「当然」感謝もしません。しかし、実はそれらのことが当然ではなかったということが、相手を失って初めて分かるというのでは、あまりにも悲しすぎます。

聖書は、「何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい」(ピリピ2:3)と勧めています。この原則は夫婦だけではなく、親子でも友人関係でも職場でも、あらゆる人間関係に当てはまります。「当然」と思えることを、「これは当然ではない。この人が私を尊重してくれている証拠だ」と思い、あえて感謝の言葉を口にしてみましょう。きっと、あなた自身も温かい思いに包まれるはずです。

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