ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2019年11月17日）

クリスチャンホームに生まれ育ったけれど、今は教会を離れてしまっているという方々と話をすると、次のような経験をお話しなさる方が結構いらっしゃることに気づきました。それは、勉強や部活動などでがんばって良い成績を出しても、親には一切ほめてもらえなかったということです。すべて「神さまのおかげ。感謝しましょう」と言われてしまうので、とても寂しく、また悔しい思いをし、自己肯定感が全く育たなかったと。

確かに、あらゆることの背後に神さまの守りや支えや導きがあります。そして、「すべてのことにおいて感謝しなさい」（第１テサロニケ5:18）と勧められています。しかし、がんばって良い結果を出した人、たとえ結果は思わしくなかったとしても良い動機でそれを始めたり最後まで努力し続けたりした人に対して、素直に賞賛や感謝を表したりねぎらったりすることもまた大切です。使徒たちも、新約聖書に収められている手紙の中で、迫害の中でも忠実にイエスさまに仕えている教会の人々を惜しみなく賞賛しています。

人への、特に家族への賞賛や感謝やねぎらい、忘れてませんか？