ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2020年3月22日）

マスクや消毒液だけでなく、デマにより買い占めをする人がいてトイレットペーパーなども一時品薄になりました。そしてそれらの品を手に入れられない人の中には、「どうにかしろ」とか「従業員用に隠してあるんじゃないか。倉庫を見せろ」とか言って店の従業員に食ってかかる人もいるようです。そもそも入荷してこないんだからお店の人に怒鳴ってもしようがないし、もしそれで嫌になった従業員たちが退職してドラッグストア自体が閉店したら、困るのは顧客の方でしょうに……。うちの近所ではそういう場面を目撃したことがないのは幸いです。

ネットを見ても、ほんの些細なことをあげつらって、汚い言葉で人を罵る人たちの投稿が後を絶ちません。

聖書は命じています。「悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。むしろ、必要なときに、人の成長に役立つことばを語り、聞く人に恵みを与えなさい」（エペソ4:29）。

他人に対する攻撃的な態度や言葉は、自分の将来に対する不安がなせるわざ、あるいは自分が置かれている現状に対する不満がなせるわざなのでしょう。恵みの言葉を語る自分でいられるために、私たちはすべてをコントロールしておられ、最善以外のことをなさらない神さまの愛と力に信頼しなければなりませんね。