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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

リンカーン自身を与えてくれた

(2020年6月7日)

第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンは、ホワイトハウスの近くにあった小学校の子どもたちの様子を見るのが好きでした。ところがある日、一人の少年が他の子たちに取り囲まれていじめられているのを目撃します。その学校は、ホワイトハウスや議会に勤める人たちの子ども、言ってみれば上流階級の子どもたちが通う学校でした。ところがその子は他の子たちのようなパリッとしたシャツやズボン、ピカピカの靴やカバンではなかったため、それをからかわれているのでした。

リンカーンはその子について調査を命じました。すると、その子のお父さんが南北戦争で戦死したため、生活が苦しくなってしまったということが分かりました。そこで、リンカーンはその子にパリッとしたシャツとズボン、ピカピカの靴やカバンを贈り、その子のお母さんに多額の生活費を渡しました。さらに、その子が通う小学校に現れ、「この子の父親は私が始めた南北戦争で命をかけて戦ったのだから、私にとって英雄だ。だから、自分が英雄の代わりに成長を見守る」と級友たちの前で宣言したのでした。

後にその子はその時のことを振り返って、こう語ったそうです。「物質的援助ももちろんうれしかったが、最もうれしかったのは、リンカーンが彼自身を僕に与えてくれたことだ」と。

神さまは、あなたと親しい親子となって交わり祝福するために、ご自身をあなたに与えてくださいました。それは、人となって来られた神、イエス・キリストが、あなたのあらゆる罪(神さまを認めようとしない自己中心)を赦すために十字架にかけられ、死んで葬られ、3日目に復活なさったことです。

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