ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2020年11月29日）

かつては、家電などの大きな買い物や車の給油などでクレジットカードを使うくらいの私でしたが、1年ほど前から日々の細々した買い物もキャッシュレスで決済するようになりました。いちいち財布を開いて小銭を選り分ける手間が省けて快適ですし、ポイントが結構なスピードで貯まってお得です。つい先日も、貯まったポイントで本を何冊か手に入れました。

一方で、現金の良さは、使えば使っただけ目に見えて紙幣や貨幣が減るため、「まだ余裕がある」とか「ちょっと使いすぎたな」とかが直感的に分かることです。キャッシュレス決済は一種のつけ払いみたいなものですから、月にどれだけ使うか予算を立てて、実際に何をどれだけ買ったか正確に把握しながら計画的に使わないと、後で思わぬ額の請求が来て大変なことになりかねません。

……ってな事を考えていたとき、私たちの人生もつけ払いみたいなものだなあと思いました。聖書には、「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」（ヘブル9:27）と書かれています。死んだ後で後悔しないどころか、むしろ良かったなと思えるために、今どんな行動をしたらいいかを賢く計算しながら生きていかないといけませんね。