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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ
中通りコミュニティ・チャーチ
マシュマロの誘惑
(2021年8月15日)
スタンフォード大学が「マシュマロ実験」と呼ばれる実験を行ないました。4歳児を一人で実験室のテーブルの前に座らせ、そこにマシュマロを1個置きます。そのマシュマロはいつ食べてもかまいませんが、もし研究員が戻ってくるまでの20分間立ち歩かず、マシュマロを食べるのを我慢できたら、マシュマロを2個もらえます。想像通り多くの4歳児が20分間我慢できずにマシュマロを食べてしまいましたが、1/3の子どもは我慢してマシュマロを2個ゲットしました。
おもしろいのはここからです。スタンフォード大学は、実験に参加した子どもたちをその後50年に渡って追跡調査したのです。それによると、我慢できた子どもたちは我慢できなかった子どもたちと比べて、「
大学進学適正試験
の点数がより良い」「中年になった後、肥満指数がより低い」「自尊心がより高い」「ストレスにより上手に対処できる」ことが分かったのでした。
では、我慢できた子どもたちは、どうやってマシュマロの誘惑に打ち勝ったのでしょうか。それは、マシュマロをテーブルの端に遠ざけ、その後一切そちらを見ないことでした。見ない、触らない、近寄らない、臭いを嗅がない大作戦。
一方、人類最初の女性エバが、禁断の木の実を食べるよう蛇(正体は悪魔)から誘惑を受けたときのことについて、聖書は次のように記しています。
「そこで、
女が見ると
、その木は食べるのに良さそうで、目に慕わしく、またその木は賢くしてくれそうで好ましかった。それで、女はその実を取って食べ、ともにいた夫にも与えたので、夫も食べた」(創世記3:6)。
何度も引っかかり続けている誘惑がありませんか? そんなあなたに、誘惑に打ち勝った4歳児たちと誘惑に負けてしまったエバは、一体何を教えてくれているでしょうか?
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