ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2022年7月31日）

1914年の12月のことです。トーマス・エジソンの研究室が火事になりました。建物以外にも研究途中の資料なども燃えてしまいましたから、損失額は200万ドル以上。火災保険に入っていなかったため、エジソンは損失を丸々かぶることになってしまいました。

しかし、エジソンは鎮火した研究所跡を眺めながら言ったそうです。「神さま、ありがとうございます。過去の失敗の証拠も、きれいさっぱり焼けて無くなりました！」

私たちクリスチャンが死んでその魂が天国に迎え入れられると、火によるテストを通過することになります。

「だれも、すでに据えられている土台以外の物を据えることはできないからです。その土台とはイエス・キリストです。だれかがこの土台の上に、金、銀、宝石、木、草、藁で家を建てると、それぞれの働きは明らかになります。「その日」がそれを明るみに出すのです。その日は火とともに現れ、この火が、それぞれの働きがどのようなものかを試すからです。だれかの建てた建物が残れば、その人は報いを受けます。だれかの建てた建物が焼ければ、その人は損害を受けますが、その人自身は火の中をくぐるようにして助かります」（第１コリント3:11-15）。

一見恐ろしく思えますが、地上の失敗や罪が全部天国の炎で焼かれ、消えて無くなるのです。その後の永遠に続く人生に、地上の失敗を持ち越すことはありません。考えてみればありがたいことですね。