ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2022年9月18日）

19世紀半ばのノルウェーのホテルで、一人の小さな女の子がロビーにあるピアノを弾き始めました。それはただ適当に鍵盤を押しているだけの、曲とは言えない音の羅列です。次第に、他の客たちがいらだちを覚え始めた頃、一人の紳士がその女の子の隣に座って一緒にピアノを弾き始めました。するとあら不思議。あの何の脈絡もない音の羅列が、素晴らしい音楽へと姿を変えたではありませんか。客たちは女の子と紳士による連弾に惜しみない拍手を送りました。

その紳士は女の子の父親でした。そして、化学者としても名高く、ロシア五人組の一人に数え上げられる偉大な作曲家、アレクサンドル・ボロディンでした。

イエスさまが私たちを支えてくださるとき、私たちのつたない働きが感動を呼ぶような素晴らしい働きに変えられます。だから、恐れないで何かを始めましょう。神さまと人とのために。