ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2022年11月27日）

聖書は偶像礼拝を禁じています。偶像礼拝とは、木や石の像を拝むことだけではありません。神さま以外のものを神さま以上に信頼したり、聖書に書かれていることに反するイメージを神さまに対して持つことも、また偶像礼拝です。

以前、「小さい時から、お父さんやお母さんに愛されているという実感を持てないで生きてきた」とおっしゃる方とお話ししました。この方は「最近、自分は神さまに対してよく怒りを感じる。また、祈ったり聖書を読んだりすることもできなくなった」とおっしゃいます。「だって、神さまに祈ったって、何もしてくれないんじゃないかって思うもの」と。

信頼関係がすでにできていたので、結構はっきり言いました。「あなたの中にいる神さまは、あなたのご両親と同じなんですね？　それは聖書が教える本当の神さまではなくて、あなたが作り出した別の神さまです。そんな作り物を思い描いて、これが自分が信じている神さまだと言うなんて、偶像礼拝じゃないですか？」。

するとこの方は、私が言いたかったことをすぐに理解してくださいました。そして、悔い改めの祈りをささげ、聖書が教えるまことの神さまを信じますと宣言なさいました。

偶像礼拝は、結局人をがっかりさせたり、縛り付けたりすることになります。本当の神さまに目を向けていきましょう。