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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

人類皆兄弟

(2023年7月2日)

アルベルト・シュヴァイツァー博士は、「人類皆兄弟」の標語の元、未開の地だったアフリカで長年にわたって医療奉仕活動(と宣教)を行ないました。それが評価され、1952年にノーベル平和賞を受賞したことで知られています。

ただ、博士に対する批判もあります。「人類皆兄弟」と言いながら、「進んでいる兄である白人が、遅れている弟である黒人を助けてやる」という上から目線で活動していたのではないかということです。

ただ、それでも博士が献身的に医療活動を行なったことは紛れもない事実。ですから、そういった批判が的を射ているのかどうか、私には分かりません。しかし、少なくとも私が援助的な関わりを誰かに対してするときには、知らず知らずのうちに上から目線で関わっていることがあります。

それでは愛の皮を被った侮辱。自分自身の心が謙遜であるかどうか、常にチェックする必要がありますね。「何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい」(ピリピ2:3)。

ちなみに、「人類皆兄弟」というのは本当です。みんなノアの子孫ですからね。

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