ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2023年9月17日）

アメリカのメジャーリーグに、ジョー・ディマジオ（1914-1999）という名選手がいました。今も破られていない56試合連続安打記録を持ち、かのマリリン・モンローの夫だったこともあります。

ディマジオ選手は、チームが大差で勝っているときも、また大差で負けているときも、守備や走塁で全力プレーをすることでも有名でした。あるとき記者にどうしてそこまで自分を痛めつけるのかと尋ねられると、彼はこう答えたそうです。

「（球場には）私を初めて見る子どもが必ずいます。私は彼に対して最善を尽くす義務があるのです」（There is always some kid who may be seeing me for the first time. I owe him my best.）。

子どもの頃に読んだ漫画（7つのエルドラド）で、次のようなセリフがあったのを憶えています。「天に目があって、その目がいつもそなたを見ていると思いなされ」。その目とは神さまの目です。

神さまのまなざしは、私を叱り飛ばすために足りないところを見つけ出そうとするものではなく、試合と期待に満ちています。それだけに私には、神さまに対して最善を尽くす義務があるのです。